- 新井康陽
「ハッピーな空間をつくりたい」ゆかいな音楽グループ「OVERALL」のDJにインタビュー

こんにちは!グレフェスで、「GREAT LUCK FIELD」のイベントレポートを担当するユニット「わくわく×3」のライター、やまりょうです!
6月の16,17日に開催される「GREAT LUCK FES(グレフェス) 2018」!
今回は、新井康陽(TOLAND)、広島のエンターテイナーわいざんがプロデュースする『RED STAGE』の出演アーティストの中から、ゆかいな音楽グループ「OVERALL」をご紹介!レポートを一緒に担当する絵描きの成宮さんと一緒に、OVERALL発起人のDJ、しみさんへインタビューしてみました!
歌って踊ってMCする、音楽グループ「OVERALL」
やまりょう:しみさん、今日はよろしくお願いします!

しみ
ブログで生計を立てながら東京で「ひみつきち」がコンセプトのBARを経営する26歳。DJや絵本作家など手広く好奇心のままに活動しています。
Twitter : @shimi_yurutabi
しみ:よろしくお願いします!
やまりょう:今回グレフェスのRED STAGEにてパフォーマンスをする「OVERALL」というグループ。いったいどのような活動をされてるんですか?

やまりょう
インタビューライター。型にはまらない働き方を伝える「100人取材プロジェクト」のメンバーとして活動するなど、取材を通してこれからの時代を生きるヒントを伝えるため活動中。
Twitter : @yamawo1206
しみ:OVERALLは、ぼくがDJ、ごんちゃんという男の子がMC、そしてパフォーマーが5人の計7名で活動している音楽グループです!

ぼくがJ-POPや邦ロックの音楽を流して、ごんちゃんがMCやラップで盛り上げて、パフォーマーが踊ります!
イメージとしては、ロックフェスとかにあるDJブースが近いですね!
やまりょう:なるほど!観客含めみんなで踊ったりする感じですね。
しみ:そうですね!そういったDJブースと少し違うのが、パフォーマーの存在かなと思います。
パフォーマーの振り付けに合わせて踊ったりするので、ロックフェスに行ったことがない初心者でも、一緒に踊れるようなパフォーマンスになってます!

やまりょう:おー、楽しそう!パフォーマーはどんな方がいらっしゃるんですか?
しみ:ダンサーだけじゃなくて、ゴスペル歌手や、バンドのギターボーカルとかもいたりするんですよ。なのでダンスパフォーマンスだけじゃなくて、歌を歌う場面もあります。
お客さん含めみんなで踊る時間もあれば、歌をじっくり聴いてもらうような時間もあったりして、いい感じのバランスで楽しめると思います!
成宮:何よりも、メンバーが楽しんでそうですよね!それを見て、みんなが楽しい、みたいな感じで!

成宮成人
右手と左手を用いて、大胆かつ繊細な絵を描く両利き画家。キャッチフレーズは「今、志す二刀流アート」
出会った人や場所をテーマに絵を描く。しみさんの絵も描いてます。
Twitter : @superstar761019
しみ:普段から仲良く遊んでるメンバーなので、本当に楽しいですね!
お客さんも時にはステージに上がってもらったりして、その場の雰囲気を楽しんでます。
夏フェスが大好きだった。「こんな空間を作りたい」
やまりょう:素敵ですね~!どのようなきっかけで活動を始められたんですか?
しみ:もともと、学生時代から音楽イベントが大好きだったんですよ!夏フェスも年間5,6回は行ってて。
ある日、DJブースでダイノジさんのパフォーマンスを見た時に、「こういう空間を自分も作ってみたいな」って思ったんですよね。
それから5年後、カフェ&バーの「ぺーたーず」を開いてから、気が付けば周りにはパフォーマーの友人が増えてて。
みんなそれぞれの活動を頑張ってたんですけど、「みんなで組んでやったら、もっと面白そうだな」と思いました。

そして、5年越しにまたDJダイノジさんのステージを見て、「やっぱりカッコいいな~」って思って。
それが決め手になって、すぐにOVERALLを結成しましたね!
一般的なDJイベントと異なる爽やかさ。「明るくてハッピーな空間を作りたい」
やまりょう:一般的なDJとはまた違う雰囲気ですよね!
しみ:そうですね!DJイベントってなると、クラブでやるアングラなイメージがあるかもしれないんですけど、ぼくらの場合は「明るくてハッピーな空間」を作ってますね。
アー写もめちゃめちゃ爽やかな感じで撮ってます!

将来的には、結婚式の余興とか、幼稚園とかでパフォーマンスしたいですね。
音楽に合わせて体を動かす体験って、非日常って感じですごい幸福感が高いんです。
やまりょう:あー、分かります!言葉を越えてつながってる感がありますよね!
ライブの面白さは、編集不可能な「瞬間の自分」が生み出す感動

やまりょう:しみさんは、OVERALLの他にも色々活動されてますが、OVERALLの活動ならではの醍醐味はありますか?
しみ:ぼくが今までやってきたブログ、Youtube、絵本とかって編集可能なものなんですよね。
ブログは何度でも見返して書き直せるし、Youtubeもカットして面白い部分を残せる。絵本もみんなに意見もらったり見直したりしながら作ったし。
でもライブって編集不可能じゃないですか。これが面白さだと思うんですよね。
編集不可能だから、未完成なものが出ちゃうことも多いです。その時の瞬間の自分が出る感じ。でも、そのぶん人が感動したりするんですよね。
今までのライブでも、泣く人がいたりして。
成宮:へー!
しみ:ぼくが彼女と別れたタイミングにライブが入ったタイミングがあったんですよ。その時ぶっつけ本番で臨んだんですよね。練習についていけなくなっちゃって。他のメンバーにも迷惑かけたんですけど。
当日になって、「今日で全部吹き飛ばそう!」と思って、最初の1曲目が終わったあとに、ちょっと時間もらって心の中を全部言ったんですよね。
やまりょう:おー。

しみ:そこに母親も見に来てたんですけど、母親にも別れたことをその場で初めて言ったんですよ。彼女と仲良かったんでショックかな~と思ったんですけど。ぼくも結構泣いちゃったりして。
で、終盤に母親にもステージに上がってもらおうと思ったんですよね。母は元バンドボーカルなんですよ。結婚を機に、歌手になるって夢を諦めたんですけど、「また舞台に出て歌ってみたい」って話を聞いたことがあって。
この機会に、その夢を叶えてあげたいなと思ってステージに上がってもらったんです。
kiroroの「ベストフレンド」が大好きなんで、曲を用意して。
そして歌う前になって、母親が「ちょっと待って下さい」と。実は彼女から連絡をもらってて、事情も聞いてて、「しみくんを産んでくれてありがとう」って言われたって話とか、「2人とも良い子なので暖かく見守ってください」って言葉をくれたんです。
「これからは2人はベストフレンドだね」って言葉を聞いた瞬間に、泣いちゃった人も多くて。
成宮:それは泣いちゃいますね。泣いていた人も色んなシチュエーションにいて、自分と重ねたりしたんでしょうね。
しみ:うんうん。こういうのって、予測してないわけじゃないですか。ぼくも当日モヤモヤして感情をぶちまけた部分もあったので。
編集できないぶん、人に与える感動も大きいし、目の前の人のリアクションを見れる。ライブってすごいなって。
やまりょう:いい話…
グレフェス出演で叶った「夏フェスに出る」という夢
成宮:グレフェスはどんな感じでやっていくんですか?
しみ:グレフェスは、ぼくらの集大成ですね!色んな曲を今まで試したんで、その中で一番のセットリストで臨みます!
やまりょう:これは期待大ですね!

しみ:OVERALLを結成した時から、夏フェスに出るのが目標だったんですよ!夏フェスが大好きで、この活動を始めたというのもあるので。
そこで、GREAT LUCK FESっていう夏フェスがあるらしいという噂を聞いて。しかも主催が、知り合いの新井康陽さんらしいと。これは出させてもらうしかない!と思って。
会った時に、出たいです!って話をしたら快諾してもらえました!
やまりょう:夢が叶った瞬間ですね...!
参加者とか出演者とか関係なく、仲良くなって帰ろう
やまりょう:今日は色々お話をありがとうございました!最後に、1つだけ。
このフェスの名前にある「Great Luck」って、良いご縁とか、最高の出会いって感じで訳せますが、OVERALLとして、グレフェスでどんな出会いや変化が生まれたら良いなと考えていますか?
しみ:OVERALLのパフォーマンスって、ぼくらが主役なわけではなくて、来てる人みんなで楽しもうよって感じの、フラットな目線なんですよね。
なので、参加者とか演者とか関係なく仲良くなって、飲んで、横のつながりがたくさん出来て帰れたら良いなと思います。ぼくらも、みんなも。
ぼくらのパフォーマンスが、そのきっかけになれたら嬉しいなって思いますね!

取材・文章・カメラ:やまりょう(Twitter:@yamawo1206)
取材・カメラ:成宮成人
(Twitter:@superstar761019)